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フラメンコの用語集です






  
 
アイ!(ay) ああ、という嘆き声。
アスーカ(azuca) 賛美のハレオ(かけ声)のひとつ。
アンダ(anda) おやまあ。しっかり。ハレオ(かけ声)のひとつ。
アセント(acento) アクセントの意味。コンパス感をだすのに、アセントは重要。
アセントゥアル(acentuar) 強調すること。アセントを入れたりすること。
アデランテ(adelante) 前進するという意味。 前へ、という意味。
アバニコ(abanico) 扇子:とても華やかで女性らしい雰囲気を出せる小物です。
アバニコは、閉じたり開いたり回したりしますが、表面を正面に向け、自分の腕と一体になるよう意識しながら動かします。
アフィシオナード(aficionado) 通のこと、熱心な愛好家のこと。
アルテ (arte) 芸術、技術、巧みさ。フラメンコの粋という意味。
アルティスタ (artista) アーティストのこと。
フラメンコでアルティスタというときは、プロのカンタオール、ギタリスタ、バイラオーラのことを言う。
アティエンポ(atiempo) 表の音。
アルマ(alma) 魂または霊の意味。 フラメンコの詞に多用される。
アレグリアス(alegrias) フラメンコの代表的な曲です。名前のアレグリアスはアレグリア(喜び)から来ています。
アンテス(antes) 前という意。時間を表す単語なので、クラスの前や、振付けの前という風に使われる。
イホ (hijo) 息子。娘の場合はイハという。
フラメンコアーティストの場合、2代以上続く場合が多く、「2代、ジュニア」の意味で使われる。
エスクエラ・ボレーラ(escuela borrera) 跳躍、回転が特徴的なスペイン舞踊。
エスコビージャ (escobilla) フラメンコ舞踊における、サパテアード中心の部分。
フラメンコ舞踊の中の足(サパテアード)によるリズム表現の部分。
踊り手の足さばきを見せるパートのこと。
エソ・エス (Eso es) ハレオ(かけ声)のひとつ。よく使われる。
エストゥディオ (estudio) スタジオ、勉強。
エストリビージョ (estribillo) 歌の中の繰り返しの部分のこと。
エスパーニャ(españa) スペイン
エスペタクロ(espectáculo) ショー、公演のこと。
エンサージョ(ensayo) リハーサル、ゲネプロ、エッセイ。
オブラ(obra) 作品。フラメンコでは、物語性などを加え舞台用に構成された作品をいう。
オメナヘ(homenaje) 敬意。尊敬。記念。オマージュ。
オレ(ole) フラメンコといえば「オレ」と言われるほど有名なハレオ(かけ声)のひとつ。
語源はイスラム教徒の 「アラー」という叫びからきていると言われている。


 
カデーラ(Cadera)
カベッサ(Cabeza)
カラ(Cara)
カセタ(casetas) 小屋の意味。フェリアのときに建てられる仮設小屋。
カホン (cajo'n) ペルーに発した木製の箱型の打楽器。
カンタオール(cantaor) フラメンコの歌手、男性の唄い手。この呼び方はフラメンコの唄い手に限る。
カンタオーラ(can- taora)は女性のこと。
カンテ(cante) 歌のことです。フラメンコでは、ジプシー達の魂の叫びが込められた歌詞やメロディーが一番大切です。
フラメンコ特有の深く心に響く声をカンテ・ホンド(cante jondo)。
ギターラ(guitarra) ギターのこと。
ギタリスタ(guitarrista) ギタリスト、トカオールとも言う。
クアドロ(cuadro) フラメンコの一座。一座全員が舞台にそろって行うスタイルのこと。
フラメンコのギタリスト、唄い手、 踊り手が全員舞台にのっている状態。
グラシア(gracia) 愛嬌。おもしろさ、などと言った意味。
フラメンコの中では重要な言葉の一つである。
グアポ(guapo) 美男、素敵な、などの意味。女性の場合はグアパ(guapa)。
クラシコ・エスパニョール(clásico espanyol) クラシックバレエ風に振り付けられて踊られるスペイン舞踊。
クルシージョ(curusillo) 短期講習会
コプラ(copla) 民謡、歌の一節。その詞。
フラメンコの歌(カンテ)は普通 、3~5行 の独立した短詩をいくつか重ねる。
コルドベス(cordobe's) コルドバの、の意味の形容詞。コルドバ帽。バイレで使われる。
ガロティン(garrotin)やタンギージョ(tanguillos) といった種類の踊りに使われる帽子。
ゴルペ(golpe) 足の裏全体で打つサパテアード、足の裏全体で床を強くた たくような感じ。
コンシエルト (concierto) コンサートのこと。
コントラ・ティエンポ(contratiempo) 表に対して裏の音、裏打ちのこと。
コルドベス(cordobes) 帽子:コルドベスは、コルドバ帽のことで、フェルトなどでできたつば付きの帽子です。
コンパス(compas) フラメンコのリズムの形のことです。
コンパルティール(compartir) 共有する。
フラメンコ哲学の話になった時に使われるスペイン語が「compartir」。
みんなで良いフラメンコ、良い瞬間を共有しようというニュアンスで使われます。


 
サパテアード(zapateado) 靴音でリズムを打ちだす技。また踊りの中でのその部分。
かかとで打つことをタコン(tacon)、足の裏前半分で打つことをプランタ(planta)、つま先で打つことをプンタ(punta)、足の裏全体で打つことをゴルペ(golpe)と言います。
サリーダ (salida) 歌いだし、出だしの部分。ギターのイントロから踊りへと入る部分のこと。
シギリージャ (Seguiriya) 変拍子風の複雑なリズムを持つ。簡素で厳格な曲調であり、カンテ(歌) は嘆きを表現する奥深いものである。
ジャマーダ(llamada) 合図、呼びだしのこと。
踊り手がテンポを変えたりする時にギタリストや歌い手に示す合図。
ギターで言う場合は、終止形を伴った1コンパスの事を指す。
シレンシオ (silencio) 静かに、の意味。アレグリアスなどで途中、ギターでファルセータによる静かな部分のこと。
セコ(seco) 乾いた、乾燥したという意味。パルマで、高く大きい音。
セビジャーナス(sevillanas) セビジャーナスは、祝祭日や縁日などの祝賀行事の際、しばしば町の全家族によって老若男女を問わず2人組で踊るダンスである。
センティード(sentido) 感覚、方向、センスという意味。
センティミエント(sentimiento) 感情、気持ちという意味。
セラーノ(serrano) 本来は山男(女)の意味である。
フラメンコの世界では粋な男(女)という意味で使われる。
女性の場合はセラーナという。
ソニケーテ(soniquete) フラメンコのリズム感覚。特にモダンなこまかい複合リズムを表す。
ソニード(sonido) 音という意味。
ソルド(ダ)(sordo/a) 鈍い、耳が聞こえないという意味で、パルマを叩く時、低い重い音が欲しい時に「ソルドで」と言う。ソルダとも言う。
ソレア(solea) soledad (孤独)が由来とされ、フラメンコの最も古い形といわれる。
深みと威厳のある曲種。


 
タコン (tacon) かかと。かかとで打つサパテアードのこと。
タブラオ (tablao) フラメンコを専門に見せるお店。
本来は板張りの舞台という意味。このような舞台を備えた店を特にこう呼ぶ。
タンゴ(tango) スペイン南部のカディスが起源で、マラガやグラナダなどにみられ、リズミカルな2拍子の曲タイプ」で、宴会のフィナーレで演奏されます。
※有名な南米のアルゼンチン・タンゴとは別です。
タンギージョ(tanguillo) カディスのお祭り(カーニバル)で歌われた、明るくユーモアのある詩とテンポの速い軽快な曲種。
チコ(chico) 小さな、かわいいの意。女性の場合はチカ(chica)。
テアトロ(teatro) 劇場のこと。
テンペラメント(temperamento) 熱い気質。
ドゥエンデ(duende) 真のフラメンコアーティストが持つ、一種独特の神秘的な感覚のことを言います。
トケ(Toque) ギター演奏のことです。ギターのことはギターラ(guitarra)、ギター演奏者のことをギタリスタ(guitarrista)と言います。
アコースティック・ギターの一種であるフラメンコギターを用い、何本かの指の爪を使ってじゃかじゃかじゃかと弦をはじく奏法やギターのボディーを叩いてコツコツ、ドンドンという音を出す奏法ゴルペ(golpe)がフラメンコの特徴です。


 
ニーニョ(niño) 子供、小さな男の子、若者、という意味。
女の子の場合 はニーニャ(niña)という。
ヌメロ (numero) 数、ナンバー。
フラメンコの「ソレア」「アレグリアス」などの定番の曲種をいう。


 
バイラオール(bailaor) フラメンコを踊る男性。女性は、バイラオーラ(bailaora)。
動詞は “bailar(踊る)”。通常ならば踊り手のことは ”bailador” と言います。
バイレ(Baile) 踊りのこと、舞踊。
バタ・デ・コーラ (bata de cola) コーラは尻尾のこと。裳裾を長く引きずったタイプのフラメンコ衣裳のこと。
パジョ(ジャ)(payo) 非ジプシーのスペイン人。ヒターノから見た見方。ジプシーにとってよそ者という意味もある。
ヒターノからみた世界階級は、頂点から、「ヒターノ、パジョ、欧米のアーリア系、アフリカ・アラブ、アジア人」となる。
パセオ (paseo) 散歩、小径、乗る。
パソ (paso) ステップ、足の運びの振付けのこと。
パリージョス (palillos) 両手に持つカスタネット。これはアンダルシア方言。
標 準スペイン語ではカスタニュエラスという。
日本の幼稚園や小学校で使用するカスタネットとは形や奏法が異なる。
パルマ (palmas) 手のひらの意味。フラメンコでは手拍子の意味。
フラメンコには不可欠なもの。高く強く響く叩き方をセコ(seco)、こもった低い音をソルド(soldo)と言います。
ハレオ (jaleo) 『オーレ』、『 ビエン』などのかけ声。[ハレオの例]
パージョ (payo) 非ジプシーの人間。ただし、フラメンコを深く理解している人間。
ビエン (bien) よい、よろしい。見事に、つぼにはまって、の意味。
「いいぞ!」とハレオで使うアーティストへのかけ声で、頻繁に使われる。
ヒターノ (gitano) スペイン語でジプシーのこと。女性の場合はヒターナという。
ピートス(pitos) 指を鳴らすこと。またその音。
ファルセータ (falseta) 詞と詞の間、または歌の前に弾かれるギターのメロディのこと。
踊りの伴奏、歌の伴奏の合間に挿入するごく短い変奏のこと。
ファルダ (falda) スカート
フィエスタ (fiesta) パーティ、宴。お祭り騒ぎ。
フェステーロ(ラ)(festero,ra) ブレリアス、タンゴなどフィエスタで踊られる曲を得意とする歌手のこと。
フェリア (feria) お祭り、市の意味。4月下旬にセビーリャで行われるフェリアは非常に名高い。
この祭の期間、人々はセビジャーナスを踊り続ける。
フエルガ (juerga) フラメンコの宴。
ブエルタ (vuelta) 回転。回転すること。
ブラセーオ(braceo) 踊り手の腕の動き。フラメンコでは特に女性の腕の動きは重要。
東洋の舞踊との関連を思わせる。
ブラッソ(brazo) 腕のこと。フラメンコの中ではブラセオとほぼ同じ意味で使われる 。
手首から先のことは、マノ(mano)と言います。
プランタ (planta) 足の裏前半分で打つサパテアードのこと。
プレミオ (premio)
プーロ(ラ)(puro,ra) 純粋な。
プンタ(punta) 先端。つま先。つま先で打つサパテアードのこと。
ペーニャ(peña) 愛好会、クラブ。
ペーナ(pena) 苦しみ、悲しみのこと。フラメンコの重要なテーマの一つである。
ペイネータ(peineta) スペイン風の大きな櫛。頭に飾るもの。
ホンド (jondo) 深い、奥深い、という意味。
フラメンコ特有の奥深さ、神秘的な 味わい。
綴りjondoとなっているが、 標準スペイン語では hondo(=深い)と書く。 これは、アンダルシア風の発音。
ポル(por) ・・・風の、・・・による。


 
マエストロ(ラ)(Maestro,ra) 先生、師匠、巨匠など。
マルカール(marcar) 踊るときに拍子をとること。
マルカヘ (marcaje) 歌の部分を、特別な振りでなく自然な感じで拍子をとりながら踊ること。
マントン (manton) 大判の四角形のショールのこと。
マンティージャ (mantilla) スペインの女性がかぶる、美しく刺繍が施されたショールのこと。
マーレ(mare) 母。標準スペイン語ではmadreであるが、これはアンダルシアなまりである。
フラメンコの歌詞のテーマとして頻繁に登場する。
ムイ (muy) とても、非常に、といった意味の副詞。
メディオ・コンパス(medio compás) 基本コンパスを12拍に数えた場合、その半分、6拍を一つの単位としたコンパスのこと。
モーニョ (mono) まげ。頭のうしろに髪をまとめること。おだんご。
モレーノ (moreno) 褐色の、小麦色の、といった意味。
モレリア (moreria) モーロ人の町。


            


 
リブレ(lible) 自由な。自由。
ルンベーロ(ラ) (rumbero,ra) ルンバやブレリアスなどを歌って踊るアーティストのこと。
女性の場合はrumbera。
レトラ (letra) 文字。句。歌詞。
ロコ (loco) 狂った、という意味。フラメンコの歌詞中に頻繁に登場する。
ロメリーア (romeria) 巡礼祭のこと。


            


ハレオの例

アイ!(ay) ああ、という嘆き声。
アスーカ(azuca) 賛美のかけ声のひとつ。
アンダ(anda) おやまあ。しっかり。
ビエン(bien) 良い、素晴らしい。
トカビエン(Toca bien) (ギタリストに対して)いいぞ 。
カンタビエン(Canta bien) (唄い手に対して) いいぞ。
バイラビエン(Baila bien) (踊り手に対して)いいぞ。
ボニート(bonito) きれい、かわいい。女性の場合はボニータ(bonita)。
エソ・エス(Eso es) 「その通り」「そうだ」、といったアーティストの技巧に対する賞賛の言葉で踊りの切れ目に使う。
グアポ(guapo) 「いい男」。女性に対しては「グアパ」(guapa)。
オレ(ole) 素晴らしいと思った時などに思わずもらす言葉。
バモス・アジャ(Vamos alla) ショーの初めや曲の初めなどに用いられることが多い。
「さぁ!行ってみよう!」とアーティストを盛り上げる声。
バジャ!(vaya!) そこだ、いけ!
アシ・セ・カンタ(asi se canta) そいつが歌ってもんさ。
アシ・セ・バイラ(asi se baira) 踊りはそうこなくっちゃ。


指導講師:永末育子

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